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執筆者の写真飯塚 成伸

腰痛について

更新日:2019年9月28日

皆さんは、ご自身の腰痛の原因が分かりますか?


ひと口に腰痛といっても、様々な原因があります。

多くの方が経験したことがあるギックリ腰は、筋肉の肉離れで起こります。背骨が損傷して起きる腰痛ではありません。

椎間板ヘルニアは、背骨の軟骨が劣化してしまうことで中の髄核が外に飛び出し、その周辺にある神経を圧迫することで辛い腰痛やしびれを出します。

このようなハッキリした名称がついた腰痛は、その原因を取り除いたり、適した処置を施せば治ります。

もちろん、そうならないために日常生活での姿勢や動き方を改善していただいたり、食生活の改善や適度な運動などが求められます。


しかし、原因が分からずハッキリした名称がつけられないものは、「腰痛症」と呼ばれます。


実は、この腰痛症は腰痛全体の8割を占めており、腰痛の8割は原因不明ということになります。

この腰痛症は慢性化しやすく、何もしていなくても常に痛いとか、倦怠感、しびれなどの様々な症状を出してきます。

病院においては鎮痛剤で痛みを一時的に抑えたり、治療院ではマッサージや電気治療で一時的に痛みを緩和させる治療をします。

これらはいずれも対症療法と呼ばれるもので、根本的に解決できていませんので、痛みが引いたとしても再発する可能性があります。


現代医学においては、この腰痛症は原因不明ですが、痛みの原因として「脳」が深く関わっているのではないかということが分かってきています。


腰に何かしらの負荷がかかったとします。

すると、腰にある神経と脳との間に「痛みの回路」が出来上がります。

これは、体の防御反応として自然に起こることで、痛みという信号を脳から送り続けることで腰を安静にさせようとしています。

安静にすることで腰の負担はなくなり、脳は痛みの信号を送ることを止めます。

しかし、その痛みの回路はすぐになくなるわけではなく、再び軽微な負荷がかかっただけで脳が過敏に反応して痛みの信号を送ることがあります。

これがいわゆる「癖になった」「腰が弱くなった」ということですが、腰自体に問題があるわけではありません。

もちろん、姿勢の悪さや動き方の癖などで腰に負荷がかかりやすくなっていることも原因の1つですが、腰にそれ程負荷がかかっていなくても脳が過敏に反応して痛みを出すことがあります。

これは、脳が「腰は弱い部分だ!」と誤解をしているためです。

この脳の誤作動は必ずしも動作的な要因だけで起こるわけではなく、日常生活でのストレスでも起きてしまうのです。

脳の誤作動が長く続くことで、自律神経の働きも乱れてしまい、頭痛やめまい、しびれなどの症状を出してしまうこともあります。


当院においては、この脳の誤作動を正常に戻すことが可能になった治療法「バイタルリアクトセラピー」を行っています。

骨格という構造的な部分を治す施術と、脳という機能的な部分を整える施術を一緒に行っていきます。

長年悩んでいる腰痛やどこに行っても治らない痛みなどがありましたら、お気軽にご相談していただけたらと思います。




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