宇都宮 カイロプラクティック オフィス
Dietary Nutrition Test
食生活栄養検査
医学の進歩と共に、人の平均寿命は延びています。
それと同時に「健康寿命」も延びていかなくてはなりません。
健康寿命とは「健康上の問題がなく、日常生活を送れる期間」とされており、この平均寿命と健康寿命の差が開けば開くほど、不健康な状態での生活が長くなります。
厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、男性で約9年、女性で約13年と健康寿命と平均寿命には大きな差があることが分かっています。
また、「未病」という言葉があります。
医学的に原因が分からないけど体に不調を感じている方や、数値的に異常があるにもかかわらず自覚症状がない方を未病と言います。
この未病において、将来的に病気になってしまうリスク要因がどれ程あるのかまだ分かっていませんが、近年の人生100年時代で求められている、社会的・経済的に健康で自立した生活を送るために、健康寿命を延ばしていく手段として未病を改善していくことが、「予防医学」の観点として今注目されています。
一般的に「十分な睡眠」「適度な運動」「バランスの良い食生活」ができていれば、健康が維持できると考えられています。
しかし、この中の「バランスの良い食生活」が特に難しく、未病になってしまう大きな原因がこの食生活にあると言われています。
人間に必要な栄養素は50種類以上あると言われています。
これら全ての栄養素をバランス良く摂取することで、健康を維持することができるのですが、現代の欧米化した食生活や偏食により、栄養素をバランス良く摂取することが困難になってきています。
更に、食べ物を消化・吸収したり、体を作ったり調子を整えたりする時に必要な「酵素」が不足することで腸内環境が悪くなり、栄養素を効率よく吸収することができなくなっています。
そのため、酵素を補う食品を積極的に摂取して、栄養素がバランス良く含まれる食事をしていただく必要があります。
しかし、自分にはどの栄養素が不足しているのか知ることができなければ、効果的に栄養素を補うことができません。
そのため、とちの木整骨院では簡易的な尿検査で栄養状態を調べることができる「パーソナル栄養検査VitaNote(ビタノート)をご提供しています。
従来の検査方法では、主に食事記録法・24時間思い出し法・血液検査がありました。
季節によって同じ食べ物でも栄養含有量は異なるため、食事記録法や24時間思い出し法では、確かな摂取量を測定できませんし血液検査では、栄養の「欠乏」が分かる一方で、栄養の過不足までは評価できませんでした。
パーソナル栄養検査VitaNoteは、少量の尿からビタミン・ミネラル・たんぱく質等の栄養の過不足を定量評価できる検査サービスです。
全部で26種類ある「ビタミン」「ミネラル」の総合的なバランスや肉・魚などの「動物性食品」と野菜・豆類などの「植物性食品」がバランスよく取れているか?といった、身体に潜む”偏り”を尿でチェックします。
Research
研究・開発
最新の技術を、安心・安全に提供するため、各種栄養素研究のエキスパート及び専門機関と連携し、共同での研究開発が実現しました。
産業医連携で実現した、専門の検査センター/独自の解析技術
ビタミンの栄養評価で功績を残してきた滋賀県立大学農学博士の福渡博士と(株)ユカシカドで共同研究、実現に成功した尿解析技術。
VitaNoteの解析に特化した専門の検査センターを設置。
独自に開発した機器及び解析方法により、従来の解析方法と比較し精密度・正確度において高精度な解析を実現しています。
共同研究
滋賀県立大学 教授
福渡 努
・京都大学 農学部卒業、京都大学大学院 農学研究科 中退
・滋賀県立大学助手、助教、准教授を経て、2014年より滋賀県立大学教授 この間、ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センター客員研究員、およびメリーランド大学医学部メリーランド精神医学センター博士研究員
・2009年日本アミノ酸学会 役員、日本ビタミン学会 幹事、日本栄養・食糧学会 代議員
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準」の改定と活用に資する総合的研究を担当
尿中排泄量による研究
尿中排泄量を生体指標として扱う研究は、1950年代頃から始まり、栄養摂取状況を高精度に知ることができる調査法として進化してきました。
水溶性ビタミン・ミネラルの摂取量と尿中排泄量においても妥当性が証明され、日本栄養・食糧学会や厚生労働省に研究結果を発表しています。
パーソナル栄養検査VitaNoteはご自宅で朝一の尿を採取し、返送キットをポストに投函するだけの簡単な検査です。
その際、PCやスマートフォンでユーザー登録をしていただき、メールアドレスを入力していただく必要があります。
検査結果は約1~2週間で入力していただいたメールアドレスに届きます。
ユーザー登録したアプリを開くと検査結果の詳細が確認でき、不足している栄養素や過剰に取り過ぎている栄養素をグラフで分かりやすく知ることができます。
更に、栄養素の詳細(不足した時の症状、過剰な時の症状、含まれる食品等)や適量まではどれくらい摂取するべきかなど、細かいアドバイスも添付されてきます。
添付されたアドバイスの他に具体的な食事の改善方法や詳細な情報が欲しい場合は、「上級食育アドバイザー」の資格を保有する院長のカウンセリングをお勧めします。
その際は、食事バランスガイドチェックシートを用いて患者さんの1週間分の食事内容を記録していただきます。
1日の食事量や必要摂取カロリーは、性別・年齢・活動量によって違ってきます。
つまり、人によって主食・副菜・主菜・乳製品・果物の摂取量が違ってきます。
自分に合った食生活に改善していきたいと考えている方は、是非カウンセリングを併せて受けてください。
また、不足分の栄養素を日々の食事で補うのが難しい場合は、一般的なマルチビタミンのような数種類の栄養素が入っているサプリメントではなく、単独栄養素のサプリメントも販売していますので合わせてご利用していただけたらと思います。
人は普段の食べた物で作り上げられています。
バランスの良い食事が取れていると思っていても、不足している栄養素があったり、過剰に取り過ぎている栄養素があることが多く見受けられ、いつの間にか体調を崩していることがあります。
未病を予防し、健康寿命(質の高い生活)を手に入れるためにも、「健康」において最も基本的かつ重要な栄養状態を今一度見つめ直してはいかがでしょうか。