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「肉離れ」について

 「肉離れ」とは、急激な筋の過伸展や予期せぬ筋の運動によって発生する筋線維または筋膜の部分断裂、過伸長、出血であります。

軽傷であれば、痛みを伴った軽度の違和感や軽い腫れがあります。

中度であれば、断裂部に軽~中等度の窪みができ、可動域制限のために歩行に支障をきたします。

重傷であれば、中等度~重度の窪みを損傷部に感じることができます。

肉離れは太ももの後ろ側のハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋など)が最多で、ふくらはぎ、太もも前面、太もも内側がこれに次ぎます。

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肉離れの主な原因

 肉離れは部分断裂と完全断裂に分けられますが、どちらの場合も直接的な原因としては、急激な筋肉の過伸展、筋肉を伸ばすような衝撃が挙げられます。

間接的な要因としては、筋肉の柔軟性の低下、前面と後面や外側と内側の筋力バランスの不良、ストレッチ不足などが挙げられます。

​疾走、ジャンプの着地、ラグビーなどのコンタクトスポーツによる太もも前面の断裂、短距離走、サッカー、テニス、野球などで停止からダッシュする動作で生じる太もも後面の断裂、ふくらはぎ断裂などの頻度が高いです。

とちの木整骨院での肉離れの施術について

 とちの木整骨院では、骨折や過剰な筋肉内出血によるコンパートメント症候群などの重症例を鑑別してから、肉離れに特化した施術で痛みの早期除去と早期回復、早期復帰を目指しております。

一般的な応急処置である「安静」「冷却」「圧迫固定」を過度に施してしまうと、組織の瘢痕化を招く恐れがあります。受傷後数時間~3日は体内で修復のための大胆な変化が起き続けています。状況を見ながら適切に処置を解除していく必要があることから、ギプスや装具による固定、氷嚢を当て続けるなどの過剰な冷却、弾性包帯やテーピングによる長期の軽圧迫には、特に注意が必要になります。

​早期回復のポイントとして、筋血流量の増加が必要です。

そのため、筋血流量を増加させる施術で損傷組織に栄養と酸素を供給するとともに、阻血による毛細血管透過性亢進を抑制していきます。

また、痛みを感じない施術であることから、脳から発生している危険信号(痛み)を抑制し効果的に痛みを取り除いていきます。

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